投資家行動ファイナンス
投資家の行動ファイナンスとは、人々は常に合理的に行動するとは限らない、という前提に立って経済のあらゆる現象や金融市場の動きを考えてゆくのが投資家の行動ファイナンスの理論です。
利益を伸ばして、損失を少なくさせる。
利益をできるだけ伸ばして確定し、損失はすばやく切るのが適切。
行動ファイナンス 理論では、トレーディングでもっとも難しいロスカット
について投資家 は損失を受け入れることは極めて難しいことだと示し
ています。
しかし、利益は控えめに、損失は大胆になってしまう。
ある特徴的な例は、
(1)確実に2万の損失
(2)損失0の確率が10%あり
損失2万7千円の確率が90%の場合はおよそ8割の人が(2)を選んでしまう。損失を少なく抑えることを出来ないため、もう少し待てば元の値に戻るだろうと損失を回避しようとしてさらに損が膨らみ確定しづらくなる。そしてそれを繰り返すことによって資産がどんどん減っていく傾向が見られる。
(1)確実に2万の利益
(2)利益が3万円の可能性が9割で0の可能性が1割
こちらもやはり、8割の人が(1)を選んでしまう。ちょっとでも
儲けが出てしまうとすぐに確定してしまい、それ以上 利益を伸ばす
ことができない。たとえ自分の決めた利益確定ラインを超えてなくて
も利益を逃したくない誘惑に駆られてしまう。
それを繰り返すことにより、大儲けを逃すことになる。
このような行動は事前につくり上げたシステムがあってもやはり感情が
入ってそのシステムを守ろうとしなくなってしまう典型的な例で、ほとんど
の人はこのような傾向に陥ってしまっている。これがトレーディングの一番怖い罠でもある。
この罠にはまってしまうと大損か破綻するまで気づかなくなってしまう・・・
負けず嫌いというかとにかく一端自分が自信のあるポジションを持って、
そのポジションで絶対に勝ちたいといった、欲求が強いと少しの損失は
無視してしまい、塩漬け状態になる。
行動ファイナンスの入門書を手に取ると、やはり自分の感情によってす
べての結果がうまれるとあります。どんな良い情報でどんなすばらしいシ
ステムを取り入れても結果としてはトレーダーの感情によってすべてが変化してしまうのです。